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specific appetite

ある栄養素が不足しているときにその栄養素を積極的に摂取する行動を促進するしくみのことを指す.心理生物学者・遺伝学者として知られるCurt Richter(1894-1988)によって1930年代に提唱された.しかし,その後,複数の研究者によってこの説は検証がなされ,現在ではRichterの説は単純化しすぎであり,「全栄養素に対してそれぞれ固有のspecific appetiteが存在する」という考え方は正しくないのではないかという意見が多いが,詳細は未だよくわかっていない.(実験医学2024年11月号より)

栄養素嗜好性の神経科学実験医学2024年11月号

解説は発行当時の掲載内容に基づくものです

本コンテンツは,2018年まで更新されていた同名コンテンツを元に,新規追加・再編集したものです